恐怖症があるとわかる、今日の自分。

昼まで寝過ごすことを「寝坊主」と名付ける、

あやコムだよ☆

ドラえもんの世界には、

「昨日の自分」「今日の自分」「明日の自分」がそれぞれ

存在していて、（もっと細かく瞬間の自分もあるけど）

タイムマシンを利用することで、

一度に二人以上の自分に遭遇することがある。

それで、今、現在の自分は継続している存在ではあるが、

毎日異なる存在であると思うのであるが、

実際にそれを感じることはあまりない。

つまり、まれにある。

あやコムの場合には、

怖（こわ）スイッチと呼ぶ、恐怖症。

あやコムは犬が怖い。

怖いのだが、日によって怖さが違う。

犬種も大きさも関係なく、怖い日は怖い。

怖くない日はあまり怖くない。

近づくことができる距離が日によって違う。

（そしてややこしいことに犬は嫌いじゃない。

なんなら動物は人間より好き。かわいい、と思っている。）

毎日異なる自分の恐怖心に、

「今日は怖い日」とか「今日は怖くない日」があることを

知ると、「今日の自分」のバランスというのを意識する。

ヨガでも、昨日できたのに今日は出来ない。とか

昨日は好きな香りだったのに、今日はあんまり。とか

毎日老いているし、

代謝する細胞が３ヶ月で入れ替わるというのだから

当然といえば当然なのだけど。

毎日異なる自分の感覚に、自分で自分に、

「お前、昨日の話と違くね？」とツッコミ、

「えへへ」と誤魔化す言葉もなく薄ら笑いする。

まあ、でも言葉とか感情とかって、永遠じゃないけど、

永遠だと思いたいのよね。

「わたしのこと好きって言ったじゃない！」

なんて絶対に言いたくない言葉だけれど、

一瞬が永遠のように瞬間冷凍できたらよいのに、とは思う。

極悪人があんまりいないように

神様みたいな人もあんまりいないわけで、

自分の中にある

善意とか悪意とか

好きとか嫌いとか

使用量を調整しながら生きている。

これを中庸と呼び、英語ではグッドバランスというやつ。

体が風邪ひくみたいに、

心も時々バランスを崩して風邪をひくことがある。

毎日違う自分を認めていると、

手遅れになる前に気づくことができるようになる。

老いていくことは自分のベテランになることなのだから

もうすこしいろいろ上手くなりたい。

以前、職場に入った新入社員がちょっと意味と意図が不明の

ミスをした時に対して上司が、

「なんていうか、、、上手くやるんですよ！」

と注意していて

そうだよなぁ。

上手くやるってなんて便利な言葉だろうか。と感心した。

ほんとそれ以外に欲しい能力ねぇわ。

ジョジョの奇妙な冒険でも、ドラマのSPECでも

「上手くやる能力」って最強じゃね？

時間を止める能力なんか凌駕する

「上手くやる能力」。

のび太だって

「上手くやる能力」あればドラえもんも

派遣されなかっただろうし。

しかし「上手くやる能力」では物語が始まらない。

物語を得るために、

あやコムは不完全に生きてるということにしよう。

てへぺろ。