【要確認】宜しくご教示願います。

前提条件が人と違うようで、会話が成り立ちません。どうしたらよいか教えて下さい。

モラハラする友人と、変な依存症の友人と真剣な話でも笑うの我慢できない友人がいた、のんさん。

ゲームをしましょう。

ルールはひとつ、

「何を言ってるんだ?」と思ってはいけない。

それだけ。

 

しかし、全部ほんとうの話。

 

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のんさんには四半世紀にあたって、モラハラする友人がいた。

仮にモラ子としよう。

ネットにある主に配偶者のモラハラチェックリストでは、

性的なこと以外はすべて当てはまる、プロモラハラーである。

 

子供の頃から、モラ子はのんさんを支配しようとしていた。

「のんはモラ子以外とは遊んじゃダメ。」

それは、前もって約束していた友人との約束でさえ、

破らせる、強力な呪い。

 

のんさんは思い通りにならないと怒り狂う彼女を恐れ、言うとおりにしていた。

のんさんは徐々に友達を失っていく。

誘っても誘っても、モラ子と遊ぶからダメだ、というからだ。

 

ここで、トリックスター、あちゃんの登場である。

のんさんとモラ子は同じクラスだったが、あちゃんは別のクラスだった。

「モラ子と遊ぶから…」とのんさんに断られ続け、

なんじゃい、そのモラ子て。なんぼのもんじゃい。と思い、

 

「あなたがモラ子さん?」と隣のクラスまでメンチをきりにいった。

 

モラ子は驚き、すこし怯えていて、人を支配しようとしているような人物には思えなかったという。

 

そこからしばらく、二人きりで遊ぶことは減り、三人で遊ぶことが増えたらしい。

 

小学生の話だ。

そのうち中学生、高校生、大学生、社会人となるが、

モラ子は一貫して、のんさんを支配しようとしているようにみえた。

 

のんさんが結婚の報告をモラ子にしたとき、

「私が結婚するわけじゃないし」

という名言を残し、わたしとあちゃんを震え上がらせた。

そしてお金がない、といってご祝儀を渡さなかった。

モラ子は小学生の頃からの友人で、当時は二十代の後半。

(実家暮らしの社会人に数万払えないわけないが、

「私が祝いたくないし」ということなのだろう。)

 

モラ子は繊細で、自分の容姿に自信がなく、恋愛経験が少ない芸能人の追っかけをしている少女であったが、

おばさんになった今もこのステータスは変わらなかった。

 

のんさんは昔から優しく、厄介な人(私やあちゃん含め)に好かれやすかった。

 

だけどのんさんは一度もモラ子の悪口を言わなかった。

 

私はモラ子と遊んだことはなく、二人から話をきくだけだったがはっきりと嫌いだな、と思っていた。

 

特に「私が結婚する訳じゃないし」のエピソード。そしてお前が結婚する訳じゃないから、ご祝儀渡すんだよ。ご祝儀ってそういうもんだろがい。

 

でものんさんは「まあ、いいんだよ。」と言っていた。

これが噂の腐れ縁って奴かぁと思ってた。

 

事態が急変したのは、

あるラインのメッセージだった。

 

モラ子がグレーな依頼をのんさんにしてきた。

特に事情も話さずに。

のんさんは「それはちょっと無理。申し訳ないけど。」と返信。

「迷惑はかけないんだけど、ちなみになんでダメなの?w」と食い下がるモラ子。

そのうち、諦めたのか、

「じゃあ他の人にお願いするからいいや。」とメッセージ終了。

 

しばらく、音信不通だったが、

突然の長文メッセージ。

 

「ずっとあの日からモヤモヤしてるんだけど。

内容は、お願いを断るにしても言い方ってあるよね。

お願いした理由の説明がなかったのは悪かったけど。

実は家庭の事情があって、これはラインでいうのはどうかと思って、会って直接言うことだとおもったから言わなかった。」

 

これに対し、のんさんは

 

「お願いを断られたことではなく、

断り方に対する不満をもつのは、自分より下の人間だから不服と言ってるように聞こえる。

仮に理由もなく断ったとしてもそれに対してお願いした方が文句をいうのはおかしい。

モラ子のお願いの仕方が失礼だと思った。

断りかたについて言及するならお願いする言い方も気を付けるべきでは?」

 

その後のモラ子。

※( )はわたしのつっこみ。

 

のんさんを下だなんて思ってないけどそう思うなら何を言っても無駄だね。(いや、食い下がれよ)

モラ子ならお願いされたら理由聞くかもだけど古くからの友達の頼みならなんでも聞くし(言い方の話じゃなくなってる。てか友達結婚したんだからご祝儀払え。)

もう迷惑はかけないから安心してください。(信用ならん。せめてご祝儀払え。)

 

のんさんは面倒になりしばらく放置。

するとモラ子は追撃。

 

メッセージじゃ伝わらないから、返事くれようとしてるなら電話で話したい。(迷惑やん。ご祝儀払え。)

 

のんさんは面倒になさらに放置。

さらに追撃。

 

やっぱりもう、これ以上傷つきたくないので連絡しないでください。(かまってもらうの下手すぎる。最後にご祝儀払え。)

 

のんさんにあらゆるSNSをブロックさせる。

やっとモラ子と離れることができた。

モラ子から連絡しないでと言われて、のんさんはとても嬉しそうだった。

 

わたしにはひとつだけ心残りがあった。

のんさんにはひとつだけ、言ってほしいことがあった。

頼まれてないけど、ゴーストライターになったので下記を記します。

 

最後に届かなかったメッセージをどうぞ。

 

 

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ごめんね。

しかたないのかな。

ゆうじんだと思ってたよ。

うまくいかないね。

ぎりとか、そういうんじゃないけど、

くるしいときは、私にもあるけど、モラ子を

だいじに思ってたよ。

さんざん傷つけてしまったし、

いまはもう、ご祝儀くださいとしか思わないよ。

 

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あちゃんからは、

たて読みラインの意味がねぇ、と諭され

ご祝儀依存症、イカれ、あたおか、先っぽだけって言ってくるやつよりしつこい、などと笑いながら注意をうけた。

 

優しいのんさんからはご祝儀のことだけはガンガン無視された。

 

長い間、友達だからって別に絆が深い訳じゃない。

家族も夫婦も仕事も友情も、そうだ。

 

ご祝儀ください。わたしは結婚してないけど。

ご祝儀ください。色付けてください。