本当のことが言える関係じゃない。
本当のことが言える関係って、
素晴らしいんだろうか。
リアルとネットを分けること自体が、もはや古くさいのかもしれないけれど、
きっかけはどうであれ、
関係性の構築には時間とか気遣いとか必要なんだと思うけど、
そのハードルはとても下がったように思う。
日本には郷に入れば郷に従え、という言葉があって、
その場、その空間、にピッタリな自分をカスタマイズすることを要求されている。
自覚的、社会的、多重人格。
別に本心を伝えたからって仲良しとか好意があるとかの証明じゃなくて、
絶縁してもよいから、言えるということもある。
それが自分にとって大切なことであろうとなかろうと、
相手との関係が大切でないから、
さらりと言えてしまうことがある。
軽蔑されたくない、嫌われたくない、関係性がかわってしまうのではないか、、、、。
そう思えばこそ、言えないことはあるかもしれない。
だから、事実と、その至るまでの感情を勝手に結びつけてはいけない。
わたしがされて嬉しいことは、相手には迷惑かもしれない。
わたしがされて寂しいことは、相手には自由を与えるかもしれない。
わたしがされて悲しいことは、相手にはなんでもないことかもしれない。
もうそれはビックリするくらい孤独なんだけど、
相手を理解できるだなんて傲慢な気持ちを持たないようにしたい。
愛してるから、なんて言葉で、
まるでその権利でもあるかのように、
心を縛ってはいけないと思う、
台風の日。