情で付き合うことを惰性と呼ぶか愛情と呼ぶのか。
結婚を考えてない人間が、恋愛しているとき、
あるのは純粋な恋心だけ。
次の瞬間にはもう消え去るかもしれないけど、
はじけとぶほどの爆発的な好意。
純粋な性的衝動。
言語IQを著しく低下させる浮遊感。
ドキドキわくわく。らぶちゅっちゅ。えへへ!
脳内麻薬にやられている。
最高に、気持ちよい。
恋愛至上主義の奴はほぼ病的に脳内麻薬が出ていると思う。
依存するのも無理ない。
わたしはあまり恋愛感情が希薄な方だからか、
この脳内麻薬が無くなったら、
愛した人は、
見ず知らずの赤の他人くらいの距離感になる。
全部知りたくてもどかしくなぞるように触れた身体も、
全部知りたくて狂おしく読んだ本棚の知識も、
心と身体、彼の全部、一切がっさい、興味が失せる。
コナン君風に言えば「あれれー?おっかしいなぁ」状態。
椎名林檎の歌のように「実在しない人だった」状態。
aikoに言わせれば「愛したあなたはどこ?」状態。
恋心が失われても情で繋がっているカップルは多いだろうけど、
どうやら私は薄情なようで、
えーと、何で、コイツといるのだっけ?という疑問と、
もう好きじゃない。ってことは恋人の条件満たしてない。
つまり私の人生にもう必要がないよ。
という無慈悲な言葉がぼんやりと浮かんでくる。
これは、ぼんやりと。
だから、「すき」と言ってみる。
言霊を信じて。
すきじゃないことはきらいという意味じゃない。
だから、戻れるんじゃないか、と期待してしまう。
ぼんやりと、すきになれるんじゃないか。
だけど、
ぼんやりとすきじゃない気持ちが、
ぼんやりからハッキリと変わったなら、
もうそれは、おしまいにむかっているのだ。
そして「好きじゃなくなった」と別れ話をしたら
「他にすきな人がいないなら、別れないで。」
「少しでも好きだったら別れないで。」
と懇願される。
他に好きな人がいたなら別れる正当な理由になるのか!という発見と、
少しでも好き、とはどの程度の好きなのか?
別れずにいられる好きとはどれくらい好きなのか?
という新たな疑問が生まれたりけり。
恋心が覚めて、情がわかないのは
人として好きじゃない男を好いていることが原因か?
と思うが別に好いた彼氏らはクズではないし、
人としてよりはやっぱり異性としての魅力とか
私への扱いに対して不満があったり、
人間性よりは関係性の問題なのだが、
どうしても好きだと言えないなにかがある。
脳内麻薬が切れて、目が覚めるという感覚かと思う。
そこで「情」なるものの存在を一切感じられない。
あ、彼らではなく、あっしがクズか。あはは。
情と愛情は一緒だろうか?
恋と愛は?
単なる言葉遊びとなりそうですので、
とにかく恋愛が不得意で長続きしません。
とだけ肝に命じておこう。
恋愛なんか、きらい。
もう恋なんてしないなんて~♪
言わせてよ、何度でも。
別れを想定して付き合うのしんどーい!
想定しないと、別れが辛すぎてしんどーい!
みんなすごい。
みんなが当たり前に出来ることが、難儀すぎてつらたん。
人間むっずー。