愛してるって伝えたくて、角刈りにしようとした女の話。
まるまる太ったので、「まるまる」と彼氏に呼ばれている、
あやコムだよ★
付き合ってくださいという確認はなしに、
寝技→半同棲→同棲って、なったけど
彼氏さんが大好きです。
あやコムは「好きよ。彼氏さん、かわいい。」
と、毎日言ってる(ウザイ)
彼氏さんは「俺も。俺も俺のこと好きだよ。かわいいし。」
と、言います。
5年以上、一緒に住んでるけど、片想いです。
愛を伝えるためには、
もう言葉では足りない、やっぱり想いは行動で示さねば!
あやコムは彼氏さん以外の男にどう思われても平気。
だって好きなの彼氏さんだけだもの。
これを行動で示すならば、、、
角刈りかな、角刈りしかないなと。
そしてあやコムは、宣言したのでした。
「彼氏さん、あなたが望むならば、あやコムは角刈るよ!」
彼氏さん、さぞや感動すると思ったら、一言、
「.....りこんよ!かくがりこんよ!」
突然のヒステリックに困惑しながら、
「結婚してないのに、×つくの?角刈り離婚?
それとも角刈り、婚?」
おずおずと問うと、鬼のような顔で
「角刈り婚なんて言葉ねえよ!離婚だ、離婚!」
角刈離婚なんて言葉もねえけどな、、、。
ていうか、髪型て、離婚原因なるのか?
病めるときも、貧しいときも、死ぬまで一緒の仮契約なのに。(離婚できるから、仮契約とした。)
で、友人の、あーちゃんとにも伝えてみたら、
「坊主より嫌だ。角刈りを、もっと重要なことだと思ってほしいよ。」
「いやいや、重要って思ってるよ。
一番したくない髪型だよ、
だけど愛してるって気持ち、行動でみせたいやん」
「十分に、伝わってると思うよ。っていうかホントに角刈りしたの見たら、きっとわたし泣いちゃう。止めることができなかった悔しさで。」
髪型なんかで友人泣かしたら、アカンよね。
想像で泣かせてごめんよ、あーちゃん。。。
でもあやコム、人を殺しちゃいけない理由がわからなくて、
殺してしまったわけじゃないよ?
髪型なんて、取り返しつくし、泣くことなくない?
他の友人に言ったら、特に反対はなかったけど
「あやコムの髪質では綺麗に角刈れないと思うよ」
と、アドバイスを頂いた。
(角刈りは形容詞でありながら、動詞であるという発見をした!世の中知らないことだらけ。)
たしかに、寝癖でひし形みたいになっても、地獄だな。
あやコムは間違っているのかな。
自分がしたいことをするのって、利己的でしょ。
それはきっと愛ではないよね。
角刈りは彼氏さんは求めてなかったので、今回は誤った愛情だった。
自分は嫌だけど相手が望むことをするのが愛かと思っていた。
そもそも愛って言葉は輸入品だから、
(キリスト教と共にloveが輸入された。それに近い言葉は日本には親切であった。キリスト教の普及が進まなかった要因ひとつと考えられる。)
日本人であるあやコムの感性には馴染まないんじゃないだろうか。
だけどわざわざ、「無償の」ってつける愛情があるならば
愛情は本来は有償のものなんだろうか。
お金か。愛って、お金か!
愛してるってみせたくて。
角刈りというファンキーな見た目で愛が示せたら
よいのにって思ったけど
角刈り、却下なので、
あやコムは愛情はお金で示そうと思います。
一生分の「角刈り」という言葉を使った気がする。
愛についてじゃなくて、
もはや角刈りについての話になってしまった。
あなたの愛について、宜しくご教示願います。